プレス・リリース 「Don't Throw Me Away」は、ギャラクシアからリリースされるザ・マンムラーズのセカンド・アルバムだ。この6人組はカリフォルニア州サンノゼを拠点としており、サンノゼは音楽的なメッカというより、巨大なフリーマーケットやインターネット業界の中心地として知られている。ザ・マムラーズは、あるライターが書いたように「目の前にあるツールを使って、ピュアなソウルを探求しているグループ」なのだ。彼らが使っているツールは風変わりで古いものが多く、彼らが生み出すサウンドは今の時代にはめずらしい、ローライダーから爆音で流れる色あせないオールディーズに近い雰囲気をもっている。つまり、インターネットでダウンロードされて使い捨てされる音楽ではないということだ。
ザ・マムラーズのファースト「Thickets & Stitches」は、ギャラクシアからリリースされて、幅広い層から絶賛された(ギャラクシアは16年の歴史において、ブラック・ハート・プロセッション、ジェイソン・モリーナ、ウィル・オールドハム、デヴィッド・パホなどもリリースしている)。前作にはブルース、フォーク、カントリーの要素も入っていたが、サウンド・エフェクトやノイズも効果的に取り入れており、夢、絶望感、そして哀愁感溢れる想像力豊かな歌詞も印象的だった。彼らは何度もウェスト・コースト・ツアーを行い、ブッカー・T・ジョーンズ、ヴェティヴァー、ブラック・ハート・プロセッション、ヨ・ラ・テンゴ、マトモス、ケリー・ストルツ、モーニング・ベンダーズ、エントランス、そしてクリニックと共演してきた。新作をリリースしてから全国ツアーも予定されている。
「Don't Throw Me Away」は、型にはめられない音楽性という意味ではファーストと似ており、70年代以降の音楽に欠けていたソウルが前面に出ている。よりダークで、ハーモニーを大幅に取り入れ、鋭いパーカッションを聴かせたサウンドはデビュー作と一線を画している。そして彼らは、テープ・マシン、古いプリアンプ、ビンテージ・オルガン、トレモロなどなるべく古い機材を多用しているのも特徴だ。
全曲を作曲したリード・シンガーのウィル・スプロットのフェイバリット・アーティストは、ポップ・アイコンではなく、過小評価されたテネシー州の50年代と60年代のソウル・シンガーであるボビー・ブランドだ。その影響のせいか、「Don't Throw Me Away」はソウル・ミュージックに最も近いと言えるかもしれないが、レトロなソウル・ミュージックとは異質なサウンドであり、ブルースからガラージ・ロック、カントリーからジャズなど、幅広い音楽的影響が絡み合ったサウンドなのだ。サンフランシスコのRuminator Audio Studioでレコーディングされた「Don't Throw Me Away」は、複数の楽器を使いこなす彼らの音楽的才能と、歌詞における革新性を反映している。リード・シングルの"Coffin Factory"は、労働と人類をテーマにした曲であり、歌詞は直接的にも比喩的にも捉えることができる。スプロットの「小切手が小さくて、涙を拭き取ることもできない」という歌詞が印象的な曲だ。
エリアス・ライツ(ブライトブラック・モーニング・ライトのメンバーであり、ジョージ・クリントンの元サウンド・エンジニア)はインドのパーカッションを学んだバックグラウンドがあり、"Coffin Factory"の斬新なリズムを提供した。他にもエリック・パーニー(トム・ウェイツ)、サラ・ジョー・ザハラコ(ゴジョゴ)、ローラ・コフリン(ベーシストのパオロ・ゴメズの姉)などもゲスト参加している。
「Don't Throw Me Away」の楽曲には躍動感溢れるリズム、急な展開、フォーキーな空気が流れており、様々な要素を混ぜ合わせたホコリまみれのサウンドは、簡単にカテゴライズすることはできない。そして、彼らにとってカテゴライズされることは窮屈なことでしかないのだ。
ザ・マムラーズをどのように説明すればいいだろうか?彼らはどんなバンドなのだろうか?「Don't Throw Me Away」を聴けば、それがいかに言葉で説明するのが難しいかが分かるはずだ。彼らはあらゆるジャンルの最も美しい要素を巧みに融合させているバンドであり、この11曲に込められた謙虚さ、クリエイティビティ、そしてソウルを感じ取りながらこのアルバムを味わって欲しい。
デヴィッド・マー (Waxpoetics, URB, The Source, Slap, REMIX Magazine, XLR8R, NERDTORIOUS.COMで執筆中のライター)
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